新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年を振り返りますと、その前年からの新型コロナウィルス感染で、全世界に感染が拡大し、国内でも第4波、第5波の感染拡大を経験し、日常生活が大きく変化した年となりました。その中にあって、1年遅れのオリンピック・パラリンピックが東京で開催され、多くの日本人のメダリストが誕生し、また、メジャーリーグでは大谷選手が活躍しMVPになったことなどスポーツ界では明るい話題もありました。一方、政治面では米中対立、ミャンマーのクーデター、アフガニスタンの政権崩壊など厳しい状況が続き、また気候変動ではCOP26が開催され、温室効果ガス排出規制の取り組みを強化する目標が示されております。世の中はより早く大きく変化していて、また先行き不透明な状況が続いていると言えます。

 さて、令和4年の干支は 壬寅(みずのえとら)」となります。この干支は、厳しい冬を越えて、新しい芽が出て、成長することを表しています。当社では、創立70周年に向けて、新工場をスタートしてさらにステップアップする年でもあり、第2次中期経営計画“STEP-UP2025”の初年度にあたります。今年の最も大きな課題は新工場、萩園工場の垂直立ち上げとなります。新工場は、本年6月の建物引き渡しを受け、インフラ整備などを行った上で、8月には稼働を開始することとしています。引っ越しにあたっては、綿密な計画を立て、お客様に迷惑が掛からないよう準備をして参りたいと思います。この新工場は、従業員の皆様のご要望を最大限取り入れていますので、今よりは数段働きやすい環境になると思っています。「生産性向上プロジェクト」を引き続き行い、ものづくり革新を加速し、生産性向上に努めて参りたいと思います。

 そして、当社の成長性の源は、新製品開発と積極的な拡販の活動にあります。技術部門、営業部門が連携してチャレンジして頂きたいと思います。また、「合理化推進プロジェクト」、「再発防止プロジェクト」、「QC小集団活動」を継続すると共に、人材採用、人材教育、人材育成について注力して参りたいと思っております。従業員の皆様一人一人の力が最大限に発揮されることで、大きな力となり、個人の成長と会社の成長が連動することができます。それこそが、CS:顧客満足(Customer Satisfaction)とES:従業員満足(Employee Satisfaction)を最大化することであると考えます。

最後に、今年一年、皆様のご協力をいただきながら、新たな取り組みに積極的にチャレンジし、実り多き年にしていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 森上和久

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